認知の歪みとは?心理学用語を具体例を交えて解説

心理学

本記事では、「認知の歪み」について用語の説明や「認知の歪み」が日常生活へどのように役立っているかを具体例を交えて解説していきます!!

認知の歪みとは

認知の歪みとは

これまでの経験や知識から間違った答えを出すこと

心理学用語は、難しい単語が多かったり文章が簡潔すぎて、なかなか理解しづらいですよね。
ここからは具体例を交えて解説していきます。

具体例を交えて解説

突然ですが、クイズです!! 3秒で答えてください!!

Question

ロマネ・コンティとファンタは合わせて100100円(10万100円)
ファンタはロマネ・コンティよりも10万円高い
ファンタとロマネ・コンティはいくら?

Anser

皆さんはなんて答えましたか? ロマネ・コンティが10万円で、ファンタが100円って答えましたか?
それともちゃんと問題文を読んで、ファンタが10万円で、ロマネ・コンティが100円って気づけました?

ぷっぷー!それも違います。

答えは、ファンタが9万9950円でロマネ・コンティが50円です。

数式で書けばわかると思いますが、このように今までの常識や経験から間違って答えや行動をしてしまうことが人間には多々あります。

ではどうしてこのような認知が歪んでしまうのでしょうか?それについて下記に記述していきたいと思います。

そもそも認知のゆがみって何なん?

脳は実は2種類の思考システムを使い分けています。その2つとは

  • Fastsystem
  • Slowsystem

です。

一つずつ説明していきます。

Fastsystemとは

  • 自動的に高速で働き、努力は全く不要か必要であっても、わずかな思考
  • 自分の方からコントロールしている感覚は一切ない思考
  • システム1や直観・自動的思考などとも呼ばれる

Slowsysytemとは

  • 複雑な計算など困難な知的活動。しかるべき注意の割り当てが必要。置換、選択、集中など、主観的経験と関係づけられる
  • システム2や論理的思考などとも呼ばれる。

ここまでは、脳の構造や基本的な用語の説明をしてきましたが、ここからはどうして認知のゆがみが起きるのかについて書いていきます。

どうして起きるの?

脳は質量は2%に対し、脳神経の酸素消費量は20%と言われています。要するに脳はエネルギー食いなわけです。

特にSlowsystemは前頭前野が活発に働き、認知的負荷が起きます。つまりSlowsystemが走ると、ただでさえエネルギー食いの脳が半端ないくらいエネルギーを使います。
たまにはそれでも良いですが、その状態がずっと続いてしまうと、人間はエネルギー切れで死んでしまいます。なので、fastsystemを使って、エネルギーを省略しているわけです。

通常はfastシステムが自動的にslowシステムを低レベルに抑えた快適なモードで生活 しかし、自動的な思考(fastsystem)は論理的な問題に対し、時々間違いを起こします。それが認知のゆがみの原因です。

読者の皆様と一緒に

どうやら、認知の歪みをなくすには、slowシステムでの思考習慣を付ける必要があります。なので、せっかくなので、以下の問題?宿題を考えてください!!

1つ目 下記の命題は正しいか?正しくない場合はなぜ違うか答えよ

  • すべてのバラは花である
  • 一部の花はすぐにしおれる
  • したがって、一部のバラはすぐにしおれる

2つ目 身近にある認知をゆがめるものを記しなさい

まとめ

思考習慣ってつけるの難しい・・。おすすめの本があったら教えてくださいー!!

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