「連想一貫性」とは?心理学用語を具体例を交えて解説

心理学

本記事では、「連想一貫性」について用語の説明や「連想一貫性」が日常生活へどのように役立っているかを具体例を交えて解説していきます!!

「連想一貫性」とは

2つの用語を与えられたときに、その2つに何等かの因果を持たせること。また持ってしまうこと。

めっちゃ簡単に言うとマジカルバナナ的な感じ

具体例として

「梅干し」と「米」って言われたら、多くの人が「日の丸弁当」を想起しまうことです。このように2つの事象だったり、物体に対し、何らかの関係を持たせて、そこから連想されるものを考えることが連想一貫性です。

この「連想一貫性」は私達の認知を大きく歪めてしまう可能性があります。

連想一貫性が認知を歪める例


ここからは実際に行われた実験(の改変版)を例にして説明していきます。

実験

実験は2つのstepで構成されています。
1, 文章を読む (制限時間は30sとします)
2, 文章で使用された言葉をできるだけ、多く書き出す

step1
これから皆さんは単語保持テストをしてもらいます。以下の文章を読んで、そこで使われている単語を覚えてください


1日中、歌舞伎町の混雑した通りを散策し、名所見物を堪能した貴方は、夜になって財布がなくなっていることに気づいた。歌舞伎町は犯罪率の高い都市である。

step2
Q いまから、文章に使われていた単語をできるだけ多く書き出してください。

制限時間は、1分とします!ぜひ先程の文章を思い出しながら書き出してください!!

実験結果

実際に似たような実験を行ったところ、
、文章にある「名所」より、文章にはない「すり」の方が強く覚えた。

なぜこのようなことがおこるのか?

これこそ連想一貫性です。「犯罪の多い都市」「財布を無くした」という言葉から皆さんの頭の中で「スリに遭ったんじゃね?」と無意識のうちに考えてしまったため、使われていない「スリ」という単語を記憶してしまったのです。

このように、2つの事柄から生起される内容を人間は無意識のうちに施行してしまいます。その思考のプロセスこそが連想一貫性です。

まとめ

人間の脳は万能ではありません。なので、脳の特徴を理解し、長所を伸ばし、短所を減らせるようにしていきましょう!!

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